ただしイケメンにかぎる。
返す言葉も見つからず、ただただ真琴先生を見つめてた。

「クラスに入って来た時はすごい嬉しそうだったからさ、子ども好きなのかなって。」
「…はい、保育士志望でした。」
「でした…か。今日ので子ども嫌いにならないで欲しいな…」

バレてる。

さすが先生。

人のこと見るのが上手いな。

「だって公太君、後から俺に怒られて反省してたよ?本当は一緒に遊びたかったって。」
「え?」
「子どもは素直って思われがちだけど、もちろん素直な子も居るけど、不器用な子もいる。いろんな子がいるからこの仕事って面白いって思えるんだ。」

そうだったんだ…

私も強く言い返してたかもな…

真剣に話してくれてる真琴先生。

保育士の仕事を本当に真剣に、そして楽しんでやってるんだなぁ…
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