君と私の90日
出会い
「はぁ…」
「どうしたんだよ、春樹」
「今回の魂が少し厄介なんだ」
「あー、面倒くさいなぁ」
死神である俺は、来る日も来る日も
魂の回収に追われている。
俺の担当は人間の魂で、赤子から老人の魂を天国に運ぶ。
同僚の博樹(ひろき)とは幼馴染
「そういえば知ってたか?
水無先輩、死神やめたらしいぜ」
「なんで?」
「恋、だってよ
人間に。」
「……」
たまに、死神をやめるやつがいる。
連れて行くはずの人間に情が湧いたり、
恋をしたりして魂が回収出来なくなったという理由だ。
「転生…か」
「ああ、何になれるか分からねーのに」
死神を辞めた者は、現世へ転生する。
天国へ行った人間も転生を繰り返す。
「で?」
「また仕事が増えたから、
それは俺に回してコレやれってさ。」
「はぁ…」
俺は博樹が持ってきた1枚の資料を見た。
「中原 夏目…16歳か」
「どうしたんだよ、春樹」
「今回の魂が少し厄介なんだ」
「あー、面倒くさいなぁ」
死神である俺は、来る日も来る日も
魂の回収に追われている。
俺の担当は人間の魂で、赤子から老人の魂を天国に運ぶ。
同僚の博樹(ひろき)とは幼馴染
「そういえば知ってたか?
水無先輩、死神やめたらしいぜ」
「なんで?」
「恋、だってよ
人間に。」
「……」
たまに、死神をやめるやつがいる。
連れて行くはずの人間に情が湧いたり、
恋をしたりして魂が回収出来なくなったという理由だ。
「転生…か」
「ああ、何になれるか分からねーのに」
死神を辞めた者は、現世へ転生する。
天国へ行った人間も転生を繰り返す。
「で?」
「また仕事が増えたから、
それは俺に回してコレやれってさ。」
「はぁ…」
俺は博樹が持ってきた1枚の資料を見た。
「中原 夏目…16歳か」