夢見る、私




「はよ、夢叶。」

「おはよ、トーマ。」

やっと覚醒し始めた頭でトーマに返事をすれば

トーマはニヒッと交換音がつくような笑顔を返してくれた。

起き上がって、今日もまたカーテンの裏に隠れているマサとトーマを見る。

「また、隠れてるの?」

「あったりめえよ、な?」

「おう!」

悪い顔して、笑う二人は朝の問診が大嫌いだ。





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