“ 好き ”を教えて。Ⅱ
「その件で話があってね。
…あなた達の中で、結婚するかしないか決断は出来ているのかしら?」
そう言ったのは私のお母さん。
「はい。出来ています。
…真尋は、僕が幸せにします。」
「私も…翔のこと幸せにします。」
「翔くん、真尋のことを頼んだよ。」
「はい!」
「真尋も、翔くんに迷惑かけるんじゃないよ?」
「はーい」
「翔、真尋ちゃん婚姻届はいつ出すの?」
「明日、2人で出して来ますね。」
「そう。翔も真尋ちゃんに迷惑かけないようにね。」