最強魔女と魔力の石




『諦めろ、小娘が』


『貴方は誰?』



私は姿の見えない"誰か"に問いかける



『わしの正体はいずれ分かる…』



いずれって……


『それじゃあ、デビルを送ったのは貴方?』


『…あぁ、そうだ』




『なぜ?なんのために?』



むやみに町を壊さないでほしい

過去にもいろいろあったのだから…



『その質問には答えられない』

なんなのこの人!

勝手にデビルを送って町壊して


質問にも答えられないの!?


信じらんない


『もう用事はない?早くデビルを倒さなきゃいけないんだけど?』


そう、私にはやらなければならないことがあるのだ


『わしの問いに答えよ』


はぁ!?

自分で質問に答えなかったくせに今度はこっちに答えろと!?



『あのねぇ…』


『そなたの友がどうなってもいいのか?』


はっ!


周りを見ると4人とも魔法でうなされていた



苦しそう…


『わかったよ…
答えればいいんでしょう…』



『聞き分けのいい小娘だ』


『はやく!なんなのよ!』



『……この町を守りたいか?』

なに聞いてんのこの人


そんなの


『当たり前じゃない』



『ほぅ…それじゃわしからひとつ忠告がある…


町を守りたいのなら、決してわしと戦おうとするな』



───────は?


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