不器用な恋愛
クレアモールにはたくさんの店が立ち並ぶ。

カラオケ。ファーストフード店。ゲームセンター。洋服屋。


「あやどこ行く?」


「んー。あっ、雑貨屋行きたい!」


あやは雑貨屋の方を指差して俺を引っ張った。


雑貨屋の中に入ると、可愛いアクセサリーが色とりどりに並べられていた


あやはそれをキラキラした目で見はじめる。


「わー。これ、すっごく可愛いっ」


あやがひとつのリボンバレッタを手にとるとすごく欲しそうに見ていた。


今日のあやのピンク色のリボンとは違い、水色のリボンバレッタ。


「あ…でも今金欠だし我慢するっ」


と言ってあやはそのバレッタを戻した。


「ひろ、私トイレに行ってくるね」


そう言ってあやはトイレに向かい始めた。


その後、俺はさっきあやが見ていた
リボンバレッタをレジに持っていって買った
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