不器用な恋愛
「元中のやつら。」


私は巻き髪をなびかせこんにちはと
軽くおじぎをした。


「こんにちはー。ってか、ひろお前妹いたんだ。可愛いな。」


妹?


「は?いねーよ。」


「えー。じゃあ、この子は?」


やっぱり私たちは…カップルに見えないんだ…


「アホ!制服着てんだろーが!
彼女のあやだよ。」


ひろが私の肩を寄せそう言うと
男子たちは驚きの目をした。


「ぇぇぇっ!?高校生だったの!?
小柄で可愛いから妹かと思った。」


ズキン…


気にしてるのに…


次のひろの言葉を聞いて私はもっと落ち込んだ
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