テクハイ!!!

教室には
何人か生徒がいて
みんな緊張した様子だ。

(よかったー。女子だからってさっきみたいな目線おくられない。笑 少し安心。笑)

すると前の子がいきなり振り向いた

「おはよ!!!俺、相田雄耶!!!よろしく!!!」

それだけ言うと前を向いた。
誰？何？どうかしたの？
私は自分の名前を言えず、
かと言ってなにも反応できず
ため息をついてしまった。
すると直後に

「ごめん!!!きみの名前は？」

『え？』
私は心が見透かされたのかと思い
焦っていると

「いきなりごめんね!!!仲良くなりたいって思ったからさ!!!」

悪い感じはしなかった。
むしろ爽やかな笑顔に好感をもった。

『私は、青山優晴。よろしく。』

「ﾕﾘﾊか!!!かわいい名前だね!!!よろしく!!!」

そういうと相田くんは
隣の子にも声をかけていた。

(みんなと話せて相田くんってすごいな。）

そんなことを考えていると
廊下から

「今年は学年に女子一人だってー」
「は？意味わからん!!!どうせブスだろ？
いないならいないでいいのに、微妙にいると困るんだよな。」
「ハハハハハ!!!それな!!!」

こんな会話が聞こえた。
(しょうがないよ。私が逆の立場ならそう思ってたかもしれない。私が先生に対する思いから成り行きで決めた生半可な気持ちで来たからだよ。でも私一人なの？嘘でしょ？でも学校にはいるよね。たしかこの前1人みたし!!!)

そんなことを思ってると
先生が入ってきた