蒼空に奏でる詩
私は小さく笑いながら告げる。
「それに、前に葉山君も気付いてくれたでしょ?」
「あれは……。
ただ、俺も種田の事見てただけだし……」
私の言葉に、恥ずかしがらながらもしっかりと答えてくれる葉山君は優しいと思う。
「なら、お互い様じゃないかな?」
「……だな」
私達はそう言って笑いあった。
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「あー、2人戻ってきた!」
「なぁ、2人って付き合ってんのか!?」
体育館に戻れば、試合はちょうどA組vsC組だったみたいで、見学をしてきたクラスメイトの皆が私達を冷やかしてくる。