蒼空に奏でる詩

「ふぇ、あ……えとっ!!」


突然のことに驚いた私はつい、どもってしまう。

皆はその反応が怪しいと判断したのか、更に質問してくる。




「なぁ、どうなんだ？」

「２人最近ずっと仲良いよね～!!」




その言葉に反応したのは私でなくて葉山君だった。



「だぁ～もう、うるせぇな!!

俺のことをどうからかっても良いけどさ、種田まで巻き込むのは止めろよな！」


「葉山君……」




そう言いきった葉山君は、スッゴくかっこよく見えたんだ……。




「何だぁー？
悠輝、そんなに種田のこと庇うなんて好きなのかぁ～？？」


そんな葉山君の言葉にも、からかいの言葉が返ってくる。