蒼空に奏でる詩


「あ~、さっきの……だけどさ。
気にしないでくれな!」


葉山君はそう言うと私の居ない方を向いてしまう。

私は、思わず葉山君の袖を掴んでしまった。


葉山君も驚いてこっちを見てる。



「あ、!!
えと……さっきの、だけど…………」



恥ずかしい。

でも、気付けた想いを伝えたいんだ。

さっき、考えてて気付いた、この気持ちを。




あぁもう。

恥ずかしすぎて、心臓が爆発しそうだよ……。




「──しも、私も!
私も、葉山君の事が好きッ、です……」


「え……?」




想いを告げた私はいきなり振り返ってきた葉山君に顔を見られないようにそっぽを向く。


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