蒼空に奏でる詩
「先生!
あの、葉山君はいろいろと疲れてて……そのっ!!」
先生が葉山君にあまり危害を加えないように弁解してみる。
葉山君には、校内案内とかで沢山お世話になったし……。
って、だからと言って寝てても良い言い訳なんて思い付かないよ!
「種田、葉山を庇わなくて良いぞ。
寝てるのはコイツ自身の失態だから、な!!」
先生はそう言うと、持っていた教科書を葉山君の頭へ振り下ろした。
パコンッ!
と、やけに良い音が響く。
「っ、痛ってー!!
ったく誰だよ俺の睡眠を邪魔する奴は……「俺だが?」 センセー、怒っちゃイヤ~」