ガーディスト~君ヲ守ル~
「やぁ、祐司くん。相談は終わったかい?」
デスクには圭吾、護、そして社長の乙姫要(おと ひめかなめ)がいた。
「はい、今日から24時間警護希望だそうです」
祐司は、つぐみが記入した警護依頼書を要に渡す。
「いいよ、じゃあ担当は祐司くんと護くんね」
ゲッと護の顔が歪んだ。
「今日こそはゆっくり寝れると思ったんだけど なぁ~…」
「甘い」
圭吾が厳しく言い放つ。
「圭吾先輩、見積もり作成お願いします」
祐司がそう言うと、圭吾は文句も言わずカタカ タとパソコンのキーを打ち出した。