ガーディスト~君ヲ守ル~
「祐司は見れるんだろ? どんな感じなんだ? 貞子みたいなのか?」
「少しだけですよ。大人や子供の霊がうろついてたり…たまに首だけとか…」
「マジか…」
「先輩は肝試しで真っ先に逃げ出すタイプです ね」
祐司はニヤリと笑った。
「ばっ…! お、俺は逃げねーよ!
相手が幽霊だろうが妖怪だろうが、ぜってぇ逃げねぇ!!」
護はフンッと鼻息を荒くしながらまくし立てた。
「まぁ…今回はどっちかわかんねーけどよ、俺は何があっても依頼人を守るからな!!」
(…熱い人だ)
「祐司、気を引き締めろよ!」
「はい」
祐司たちはロッカー室を後にした。