ガーディスト~君ヲ守ル~
カチャ…
その時、静かにドアが開いた。
隙間からつぐみの姿が見える。
「…東さん、どうかしましたか?」
(…ん? 部屋の中には護先輩がいるはず。
どうして彼女が…)
怪訝に思いながらも、祐司は扉に手をかけ素早く中に滑り込んだ。
部屋を見渡すと、ソファにうつぶせで倒れている護の姿があった。
「護先輩っ…一体どうしたんですか?!」
祐司はつぐみに振り返る。
つぐみは何も答えず、ただ祐司をじっと見つめていた。
(様子が変だ…まさか…)