ガーディスト~君ヲ守ル~

カチャ…


その時、静かにドアが開いた。
隙間からつぐみの姿が見える。



「…東さん、どうかしましたか?」


(…ん? 部屋の中には護先輩がいるはず。
どうして彼女が…)


怪訝に思いながらも、祐司は扉に手をかけ素早く中に滑り込んだ。
部屋を見渡すと、ソファにうつぶせで倒れている護の姿があった。


「護先輩っ…一体どうしたんですか?!」


祐司はつぐみに振り返る。
つぐみは何も答えず、ただ祐司をじっと見つめていた。


(様子が変だ…まさか…)





< 30 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop