嫌い…うそ。本当は大好きだよ
私は、ヒロに誕生日プレゼントを買うことにした。
私も、もらっちゃったしね…
何を買うかは、決めてない…
「ねえ、ヒロ…?」
「あ?」
「ピアス開けてるよね…」
「あー、あぁ。」
お前は、『あ』しか言えないのかよ…

最近は、ヒロがキレていても恐れる事がなくなった。
ホントは怖いけどね?
慣れたんだよね…。

「何か、文句でも?」
「い、いやぁ…いいなーと思って。」
「じゃあ、開ければ?」
「やだ、怖いもん。」
体に穴を開けるなんて、ムリ…
ただでさえ、注射とか点滴も怖いのに…
考えただけで、ぞっとした…

「お前が寝てる間に、開けてやろうか?」
「ひぇっ…!!」
何、この鬼!!この悪魔!!
超怖いんだけど…

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