MOONLIGHT【番外編~ウエディング、新婚旅行!?編】
ゆまがため息をついた。
「私、当分よっちゃんの家に行ってるから。心配しないで。」
「ええっ!?」
「それから、私がいないからって、仕事ができないとか、花を枯らすとかしたら、すぐ離婚だから。ちゃんと、自分を保って、将君達が上手くいったら、迎えにきて。わかった?…カッシーそういうことだから。あ、よっちゃんの家まで送って、カッシー。」
ゆまは、そう言うと、俺を無視して部屋を出ていった。
父さんはゆまの後を追いながら、当分部屋から出るなと言った。
暫く、力なく泣きつづけた。
はあ、俺このまま死んでしまうかも…。
いや、ダメだ!
そんな事になったら、ゆまは他の男に狙われる!
ダメだ!
早く、ゆまを連れ戻さないと!
ゆまと2度とエッチができないなんて!絶対にダメだ!子供だって生まれる!
俺は、ハンカチで涙と鼻水とヨダレを拭くと、立ち上がった。
とりあえず、仕事をちゃんとしないと、離婚される…。
はあぁ。
そして、その後必死で、将君と城田さんをバックアップしたのはいうまでもない。
多分、命がけくらいの気分だったと思う。
城田さんが知らないところで、中川ってやつに後始末しっかりつけさせたし。
ゆまは、無事許してくれて、エッチも許可してくれて。
明日は、2人の結婚式だ…。
感慨無量なのは、別の意味だけど、俺が一番だと思う。
はあぁ。
良かった。