大切なもの
昼休み。



私はこの学校にきて初めて、
ご飯を食べながらいろいろ話した。



でも、一番話したいのは君なんだ。



「健斗~。」




ここは屋上。



「やっと、やっと、思い出した。」



「やっとかよ。」



「私が怪我したとき、助けてくれたよね。」



「も~。忘れんなよ。バカ。」



今私は言います。



もう、忘れない。



バカで強がりで、



弱虫な私は




君が、健斗が
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