告白から始まる恋
10時半になると担当ゼミは全員揃った。
同じゼミ担当の2人も誘導から戻ってきた。
わたしが、担当する三宅ゼミは今回は特殊で三宅先生が初日に来れないため幹部の1人であるわたしが他のゼミ(クラス)と兼任で担当することになった。
「じゃあ、全員揃ったし初めますか」
と、他の2人に問いかける
「そうですね/はい」
職員さんに
点呼の報告をして教室のドアをしめる
「では、これから自己紹介をして
本日の予定と今後のスケジュールについて説明していきます。
ゼミを担当させてもらいます
大学3年 佐伯さよです。よろしくお願いしまーす!」
他の2人も自己紹介する。
青木くん(大学2年生)
山口さん(大学3年生)
「スタッフの挨拶が終わったので、新入生の自己紹介にうつります。
内容は、出身校に一言くらいで!
誰からがいいですかー?」
と、新入生を見渡すと
人の話を聞かず携帯を見ているのが1人
…あいつだ。
「石黒くーん。聞いてるー?」
「は?」
「じゃあ、石黒くんからね!」
態度にイラっときたから
石黒からにした。
「…はい。
石黒龍です。よろしくお願いします。」
座ろうとする石黒くんに
「出身高校は?」
「あ。〜高校です。」
「はい。ありがとうございました!
次は、石黒くんから時計回りで順番にしましょー!」
順番に
岡田くん、小林くん、宮本くん、島田くん、野口くん、田中くん、丸くん。
全員の自己紹介がおわり
スケジュールについても話おわった。
他のゼミよりも着々と進み
時間が余ったので親睦を深めるため
自由に話す時間となり
スタッフが空いてる席に座って2〜3人と話すことになった
そんなあたしの席は…
石黒龍の前。