シフォンケーキにラズベリーソース。
「再犯」
不意に歪んで見えた道。
忙しくなった彼…。
私も仕事に慣れてきて、それ故やらなきゃいけない事も多くなっていた。
お互い余裕がない。
だからこそ、支えあうべきなのか?
そんな中、私は以前からお互いの恋愛事を相談し合っていた職場の同期の男と、よく遊ぶようになっていた。
彼には冬に別れた女がいた。
その女も同期だった。
女はまだ彼に未練があるらしく、頻繁に連絡をしてきていた。
「どうしたらいいんだろうね」
私の家に男が来れば、いつも元カノの話題になる。
私は彼氏よりも、その男を支えようとしていた。