ブラックベリー


「おい、なにしてんだよ?」


地響きのような声が男達の動きを止める。


男達がなにか慌ててあたしから退くと


「なにしてんだって、聞いてンだよ!!!」



1人の男を蹴り飛ばした。



ぐぁっっと鈍い音の共に、花壇に背中をぶつける。


「おまえもだよ、デカブツ。消えろや」



男達の酔いも覚めたであろう出来事に



顔が真っ青だとわかる。


慌てて走り去っていったのを見てほっとしたのか、目の前が滲んできた。
















< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop