時わたりatラブ(仮)
藤「らんちゃーん。
おまさちゃんの所行かへん?」
ら「うん、行く!」
お藤さんがひょっこり副長室に顔を出す。
最近はお藤さんと出掛ける事が多い。
藤「土方はんらんちゃんちょっと借りますえ。」
土「え!おい!茶は!?」
ら「自分でいれてね~~~~!」
私が小姓だからって良いことにあれやこれやこき使われ過ぎて、退屈してた所なんだもん!
気分転換しなきゃね。
ら「じゃ!」
ピシャリと閉められた障子をみて、土方はため息をつく。
土「まあ、ワサビ入れられるよりましか。」
藤「実は、正也が帰ってくるて手紙が届いたん。ずっと、江戸で仕事仕事やったんやけど、一段落したさかい来週もどってくるのや。」
嬉しそうなお藤さん。
正也さん、どんな人なんだろう…?
ら「正也さんってなんのお仕事してるの?」
藤「んーー。うちもよう分からへん。
そやけど、お医者はんやから、多分江戸で患者さん診てはんのやとちゃうやろか。」
ら「そっか。じゃあ、正也さんにお藤さん取られちゃうね。」
藤「いややわぁ、そんなことあらへんって。
いままでどおり、ちゃんと新撰組のお手伝いするし。ただ、引っ越すだけや。」
お藤さん、引っ越しちゃうの!?
ら「嘘〜〜、
やだよ!そんなぁ。」
藤「もう、そないな顔せんといて。
まだ、どこかは分からへんけど、多分きっと近くや。」
ら「そうだよね?じゃなきゃ、お藤さんと気軽に会えなくなっちゃう…」
ショックだなーー。
女の味方が減っちゃう!
最近は佐之さんの奥さんのおまささんとも仲良くしてるから、どんどん力強い味方が増えてくけど、
幕末に来た時、お藤さんがいてくれたからこうやって新撰組でやってけてるんだと思う。
ちなみに、
おまささんは19歳でいまはお腹に赤ちゃんがいる。
凄くおめでたいんだけど…
わたしの知ってる歴史とはすこし違うのだ。