時わたりatラブ(仮)


近「遅くなってすまん!!」

え?

父上?

なぜー?

ら「あ、いや、待ってませんけど。」

近「え、らん、もういたのか。」

気付かなかったの!?

ら「あ、はい!

父上、刀ありがとうございました!」

近「いや。

俺の願いで隊士になってもらったんだ。

それぐらい、お安い御用さ。」

ニコニコする父上。

優しいな。

ら「大切にします!」

土「で。

例の物は?」

近「ああ、スマンスマン。」

私の前に座る。

近「これを渡したくてな。」

持っていた風呂敷をあける。

近「呉服屋にたのんでいたんだ。

らんの羽織だ。」

ら「わたしの。」

だんだらの羽織。

始めてみた!!

ら「わたし、きていいんですか?

女なのに!!」

近「でも、隊士だろ?

使ってくれ。」


うれしいっ!

すんごい、うれしい!!


ら「なにから、なにまで。

本当にありがとうございます。」


ぎゅっと羽織を抱き締める。

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