時わたりatラブ(仮)


ら「すごい、やる気でたっ!!

仕事してきまーすっ!」


こんなにしてもらったのに、仕事も怠けるわけにいかない。


お藤さんいないし!!


ら「雑巾がけしよう。」



井戸から水をくんで、袴の裾をあげる。

ら「よいっしよ‥っと。」

井戸汲み、疲れる。

ら「んーっ!!!おもいっっっ!!」

沖「おや、らんさん、手伝いますよ。」

悠々と歩いてくる沖田さん。

ら「すみません。」

糸も容易く井戸組をしてしまう。

沖「この井戸は深いですから、向こうの井戸のほうがいいですよ。」

ら「そうなんですか!ありがとうございます!」

沖「らんさん、なにするんですか?」

ら「雑巾掛けです。」

あ!良いこと思い付いた!!

いくら仕事でも、楽しくやんなきゃ!

ら「沖田さん、これからひまですか?」

沖「ああ、まぁ。」

ら「雑巾掛け、競争しましょうよ。」

ニッコリ笑って見せる。

すると沖田さんも黒い笑みを浮かべて

沖「いいですよ。ただし、負けた方が土方さんの発句帳を盗むんです。」

ふふふふふふ。

ぜーったい、負けんぞ。

ら「了解です。」


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