時わたりatラブ(仮)

土方って案外独占欲強いんだなー。

でも、むかしのおなごってすごい大変!

おしとやかにー、とか

しおらしくー、とか

わたしには無理だね!


ら「土方ー。いつ、伏見行くのさ。」

そう言えば、お蕎麦まだ食べてない!

土「あー、伏見か。

そうだな‥‥‥‥。」

そういって、机の上の書類をペラペラめくる。

土「多分、明日はいけそうだな。」

ら「ほんと?仕事大丈夫なの?」

土「これくらい、何とかなるだろ。」

ら「やった!楽しみー!」

土方はフッと笑って、仕事を始める。

お茶でもいれようかな。

ら「お茶のむ?」

土「あぁ。昼ごはん食べる。」

ら「ここで?」

土「おぅ。」

じゃあ、片手で食べれるものがいいよね。

ら「分かったー。」

お握りでいいよね!

片手で食べれるし!

料理するぞー!!!



ら「具、どうしようっかなー。」

塩むすびは、ちょっとなー。

やっぱり梅と沢庵と昆布かな。

梅、好きだよね‥‥。

発句帳に散々出てたし‥‥。

藤「なーにやってんの?」

ら「おー、平助くん!

土方に、お握り作ってるの!」

藤「いや、そうじゃなくって。相談があってさ。」

平助くんが相談事?

珍しい。

ら「なに?」

藤「実はさ、俺、好きな娘できたんだよね‥‥‥。」

おお!!

平助くんにも春がきたか!

ら「お相手は?」

藤「甘味屋に奉公してる鈴鹿ちゃんっていってさ。なんか、いつも頑張ってる姿みてると応援したくなっちゃって。」

ら「話したことはあるの?」

藤「いや、それが。

鈴鹿ちゃん、新撰組のことかなり怖がってるんだよ。だから、話しかけられなくて。」

ら「そっか‥‥‥。」

新撰組の評判はあんまり、良くないからまだ、私たちを嫌ってる人は沢山いる。



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