時わたりatラブ(仮)

土「しっかりしているな。」

翡翠「ふふ、そらここの姐さんどすからな。」

土「島原の遊女とはなにが違う?」

翡翠「身売りはしなくてもいいし、芸を一番に売ってるとこどす。
島原の太夫さんもすごいどすけど、祇園の芸姑も負けてませんのや。

ほら、小藤ちゅう芸姑さん知りませんか?」

土「いや、しらない。」

翡翠「一昔は、小藤姐さんが一番の売れっ子どした。

島原の太夫と同じぐらい。」

土「翡翠は、身売りするのか。」

一瞬驚いた顔をして、艶のある髪をすっとなでる。

翡翠「さぁ、この人ならええと思う御方なら。

土方せんせのような。」

手を胸にそえられて、してやられた、と俺はおもった。

まぁ、そのあとは‥別に言わなくてもいいだろう。



色々あって、翡翠は特に贔屓になった。


土方side終わり
< 212 / 379 >

この作品をシェア

pagetop