時わたりatラブ(仮)


ら「土方ー!」

近藤さんたちに用件を伝えると、なんとわたしと土方の養成期間として2週間くれるって!

もーほんと、お父さんは優しいんだからー!

どっか、好きなところいっておいで、だって!

土「なんだ?騒がしい。」

ちゃん、と土方の横に座る。

ら「あのね、お父さんが2週間休みくれるだってよ!」

土「はぁ?2週間?

そんな、いらねぇよ。」

ら「だってそんな傷じゃわたしも土方も仕事できないじゃん。

あと、最近体調悪いよね?」

土「気付いてやがったか。」

ら「うん。そりゃあ、一番近くにいますからね。」

土「いいのかよ、2週間も。

最近休みすぎじゃねぇか。」

ら「いつも、夜通し働いてるからって。
あ、でも、二つ任務が。」

土「そりゃあそうだよな。」

ら「ひとつ、沖田さんとすみれちゃんの祝言のことを江戸の沖田家の人達に伝える。

ふたつめ、新撰組代表として江戸にいる薩摩のお姫様に挨拶する。」

土「薩摩の姫様?」

ら「そ、この書状が。」

お父さんに貰った書状を渡す。

土方はじっくりと読んでるけどどんどん皺が増えてくる。

ら「皺、凄いっすよ。」

土「こりゃあ、随分な任務だな。」

ら「え、なに?

てかさ、薩摩の姫様ってだれ?」


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