時わたりatラブ(仮)
そして、暫く考えるとふっと顔をあげて大真面目な顔をして言ってきた。
土「医者につれていってやろうか? 金出してやるから。ちゃんと見てもらった方がいいぞ。」
いやいや
考えた結果がこれ?
信じらんないのもわかるけどさぁ。
私、そこまでバカな嘘つかないし!
ら「結構です!本当ですって!」
土「嘘つけっ!そういう類のもんなんてありえねぇ。信じられるか。」
ら「証拠だってありますよ。 衣服が違うじゃありませんか!」
自分の夏用につくられた特別なサラサラした素材の胴着をみせる。
土「んなもん、異国から取り寄せられる だろ?
本当のこと言え。」
ら「異国!?
なに言ってるんですか?この時代にそんな事できるの長崎のお嬢さんだけです!
この胴着触ってみてくださいよ、この世のものじゃないからきっと。」
土「あぁ、わかった。
お前は長崎のお嬢の家出娘だな。ほら、金貸してやるから帰ったほうがいいぞ。親御さん心配するだろ?年頃の娘なんだし。」
うんうん、と納得したように頷く土方。
本当に勝手に思いこまないで欲しいんだけど。