時わたりatラブ(仮)

沖田さんを見送って沢山のおにぎりをにぎる。

ら「でも作りすぎた、かも?」

丁度いいや。お父さんにでも持ってこうかな。

おにぎりをもって局長室に向かう。

ら「お父‥‥‥。」

襖を開けようとしたけど、なかから話し声が聞こえ廊下ですわる。

ら「この声、土方?」



土「計画だが‥。」

近「ああ。どうだ?」

土「山崎に何名か選ばせた。どうだ?」

近「8人か。丁度いい。内勤の選りすぐりだな。なかなかの手練れじゃないか。」

土「あぁ。特別隊にぴったりだ。」

近「で、その隊長だろ?」

土「それだ。幹部や山崎に聞いたら。」

近「らん、だろ?」

らん、といわれその場から離れなくなってしまう。

土「そうだ。らんの配属を考えてた。
らんは幹部並みの剣術の腕もある。
器量も、統率力もある。
だが‥‥‥。」

近「俺もそう思う。ぴったりの配属だ。

だけどな、複雑だ。」

土「あぁ。らんは女だ。もしもの、ことがあったらどうする。」

近「俺の娘。トシの恋仲だもんな。」



わたしが特別隊の隊長?

そんなことちっともいってなかったのに。

でも、それぐらい認めてくれてるって事だよね‥‥‥。

有り難い。

襖をスパンっと開ける。

ら「やりますっ!!」




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