時わたりatラブ(仮)

藤「わかりました。

隊務はやります。

だけど、俺らはまだらんさんのこと認めてません。」

阿「じゃあ、稽古行きますんで。」

ぴしゃっと思いきり襖を閉められて、わたしと十悟は追い出される。

ら「ふーっ。

疲れた‥‥‥。」

加「うん。精神的に‥。」

二人で苦笑いをして、道場に向かう。

ら「やっぱ、女だからって言われちゃうんだなー。分かってたけど、ムカツク。」

加「でも、らんさんめっちゃかっこよかったし。男言葉で睨んでさ。」

ら「へへ、時々そうなる。

あ、いつも稽古ってなにやってるの?」

加「んー、まずは素振り。そっからはとにかく稽古、稽古。
流派が違うし実戦で使えるように。」

ら「ふーん。

稽古ねぇ。

また、一悶着有りそうな感じ。」



中「遅れてすみません!

失礼します!」

ら「あ、中島くん。

さっきは本当にありがとう!」

中「いえ、こちらこそ。

反抗してしまって。」

加「中島はなんにも言ってなかったじゃん。」

ら「そーだよ!」

中「だけど、申し訳なくて。

先輩方もう少しかかるんじゃないですか?不機嫌でしたし。」

ら「別にいいや。稽古してくれるだけ、一歩前進!!」




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