時わたりatラブ(仮)

静かな道場に響く声。

主に、わたしと十悟と中島くんだけ。

道場内にはどんよりとした空気が漂ってるし、やる気のなさが滲み出てる。

ら「もっと声だして!」

中「はい!」

加「はい!」


やっぱり、他の人は返事してくれない。

ら「やめっ。もう朝御飯だから続きは夜の稽古で。」

これ以上やってもやる気がないなら意味ないし。


わたしがやめっていった瞬間竹刀を手にして皆が出ていく。

ら「はぁ‥‥。」

加「らんさん、大丈夫かよ?」

中「らんさんに落ち度はないですよ?」

ら「うん。だと‥‥、いいけど。」

加「落ち込まなくても、まだ初日じゃん。まだまだ。」

ら「だよね。

よし!ご飯たべて元気になろ!」

ネガティブになっちゃだめ!

がんばるんだから!

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