時わたりatラブ(仮)


ら「土方~、暇~!」

障子をあけてのぞきこむと、いつもより眉間にしわをよせて書類とにらめっこしている土方がいた。

ら「そんな顔して、どうしたの?」

土「らんか。ちょっと、来い。」

ら「ん?」

土「これ、見ろ。」

手渡された書類をみる。

ら「なにこれ?

嘆願書‥?」

土「あぁ。特別隊の奴等からだ。」

ら「やっぱりね。

やると思った。」

土「すまねぇ。」

ら「なんで、副長があやまるの?私の責任じゃん。統率力不足だった。

こちらこそ、ごめんなさい。」

土「‥‥‥‥。」

ら「ねぇ、これって近藤らんは隊長の器にあらず、って書いてあるの?」

土「あぁ。」

ら「わかった。覚悟を示せってことだよね。なら、行ってくるよ。」

土「は!?らん、どこいく?」

ら「どこって、隊士のところだよ。」

土「なんで?」

ら「覚悟を示しに。」

土「どうやって?あいつらはなかなか手名付けられねぇぞ。」

ら「大丈夫だよ。

短刀貸してくれない?」

土「短刀!?

何をする気だ。」

ら「なんにも。」

土「なにもしないなら、短刀はいらねぇだろ?」

ら「う~、お願い!!」

土「あのなぁ。」

戸惑ってる隙に短刀発見!!


ら「ごめんね。

借りまーす♪」

土「あ!!

おいっ。」

後ろでなにか言ってるけどフルシカト。

短刀を懐にいれて、逃げるように走り出す。



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