時わたりatラブ(仮)


ら「皆さんの気持ちはよく分かるんです。だから、無理に隊士になってほしいとは思いません。
でも、私には局長からの使命がある。それを全うしなければいけないんです。

いままで、戦前で戦ってきたみなさんに女の女中あがりの私が認められないのは仕方ない、だけど認められなきゃいけないんです。」

松岡「だったら、らんさんに覚悟はあるんですか?
特別隊ならいつ死んでもおかしくないんですよ。
俺は、女のらんさんにそれが勤まるとは思いません。」

ら「あります。

なかったら、こんな役目受け取らないでしょ。」

松岡「んなら、その覚悟俺たちに示してください。」

ら「わかった。」


土方から拝借した短刀をとりだして鞘をぬく。


松岡「‥‥‥!」

驚いた顔をされる。

ら「あ、別に危害加える気はないから、驚かないでよ。」


< 252 / 379 >

この作品をシェア

pagetop