時わたりatラブ(仮)
下駄を突っ掛けて京の町に繰り出す。
相変わらずの賑やかさ。
幕末の人ってかなり身長がちっちゃいから見下ろせる感じで楽しい。
大通りから一本はずれたお店にはいる。
ら「おじさん。半紙下さい。」
「へぇ。」
土方御用達の半紙を買ってお団子屋さんを探す。
どっか美味しいところないかな?
もう一回大通りに出てぶらぶらする。
「あのっ!!」
ん?
わたしかな?
ら「あ、はい。」
後ろをパッと振りかえると見知らぬ女の子。
ら「なんですか?」
「う、うち花といいます。
あっこの音村屋の娘で。
あなた様がよくいらっしゃるのを‥‥‥。
うち、あんさんが好きどす!!」
え!?!?!?
わたし!?
お、女ですよ!?
ら「え‥‥。あ、の~。」
「身分の違いがあるのも承知どす!
そやけど、この文だけ読んどくれやす!
」
ばっと
手紙を私に押し付けて走って行ってしまう。
すごい、必死で可愛い人だったけど
わたしが男なら快く了解しそうだけど
女なんですよ~。
ら「どうしよ‥‥‥。」