時わたりatラブ(仮)


いいなぁ。

仲の良い兄弟。

わたしもいたんだけど、ね。

どうしてるんだろう。

私の事なんて忘れちゃったかな。それそれともまだ覚えててくれてるかな。

たった一人の妹だもん。

土「らん?」

ら「あっ、ごめん。

聞いてなかった!なんだっけ?」

土「総司とすみれが結婚した後の話だ。調度品やら風呂やらどうするかな。」

ら「うーん。

お風呂はつけた方がいいよ。

だっけ大浴場つかってすみれちゃんが襲われたら大変じゃん。」

沖「そうですよね。

お風呂はつけさせてもらいます。」

ら「調度品って確か、蔵にあったはず。きれいにすれば使えるし、それでいいんじゃないですか?」

沖「そうですね。

なんだか緊張しますね。まさかこんなに早く伴侶を持つとは。」

土「女嫌いだったのにな。」

沖「土方さんのせいですよ!

土方さんが女女って言ってるからそんなに中毒性のあるものなのかって、遠ざけていたんですよ。」

ら「ふーん。土方もてるもんね。」

土「馬鹿総司。

お前が恥ずかしがってたからだろ。
俺のせいじゃねぇ。」

沖「はいはい。

すみません。

あ、らんさん。明日はよろしくお願いしますね。池田屋潜入。」

ら「はーい。

沖田さん、もう食べないんですか?」

沖「これからすみれに会いにいくんですよ。そこで少しつまむので。」

ら「そうですか。楽しんでくださいね♪」


沖田さん幸せそうだな~。

だからこそ、土方に打ち明けるんだ。

ら「土方。話したいことなんだけど。

それ、沖田さんのことなんだ。」

土「総司か?」

ら「うん。

私は未来から来た。

だからどうしても伝えなきゃいけないことがあるの。

沖田さんは労咳になる。

近い未来。」

池田屋事件では熱病っていう説もあるけどどのみち労咳になってしまう。

土「総司がか‥‥!?」

ら「うん。だから早い措置が必要なの。もし、もう発病してるなら‥。」

土「そうか。」

つらそうな土方。

ら「でもね、土方。沖田さんにはすみれちゃんがいる。だから歴史は変わるかもしれない。」

土「っ、あぁ。」

ら「それで、発案。

健康診断したらどう?」





< 267 / 379 >

この作品をシェア

pagetop