時わたりatラブ(仮)
沖「らんさん、表の部屋に異動しましょう。翡翠はどうだったんですかね。」
ら「翡翠だけで大きく変わりますらね。あの人はなんか、怖いです。」
沖「実際、あってますからね。
目をつけられてますよ、らんさんは。」
ら「ですよね~。あ~あ。嫌な人に目をつけられました。」
表がみえる部屋に入りながら話す。
沖「でも、綺麗な人なんでしょ?」
ら「はい。すごい。」
そりゃあ土方の馴染みさんだし…
表を大きなまどから覗く。
時間も時間だ。
大通りは賑わって芸子と歩く人
既に酔っぱらっている人
かなり人が行き交いしている。
沖「今日は暑いですね。
この風がなんとも言えないです。」
ら「ですね。
涼しくなんないかなぁ。
ふぅ…眠くなってきた。」
沖「寝ちゃだめですよ。
これからですから。」
ら「心得てます。
でも、これだけ人が多ければ駒野さんを見ま違えてしまいますよ。」
駒野さんの着物は緑
目立つ濃い色だ。
よーく、見れば間違いないと思うけど…
沖「あっ!!あれ。駒野さんじゃないですか?」
かなり遠くの方を指さされる。
ら「え〜…。
わかりませんよ。沖田さん目いいんですね。」
確かに緑色の着物に見えるけど顔まではわからない。
たしか、翡翠がいたら下駄
いなかったらかんざし。
よく見てないとだな…
だんだんと緑色の着物の人が近づき、顔が見えた。
沖「あれ、駒野さんですよ。」
ら「だと、思います。」
お!!
見えた。
ら「沖田さん、あれ駒野さんです!」
沖「良かった~。らんさんも見えましたか。」
ら「かんざしか、下駄、ですね。」
沖「はい。」
角屋のそばまできて、駒野さんはちらっとこちらをみてアイコンタクトをする。
そして、
すっと髪にてを伸ばしかんざしを触る。
ということは…
ら「翡翠がいない!!」
沖「はい、そうです。
一安心ですね!」
駒野さんはもう一回わたしたちを見るとカタカタと下駄をならして池田屋へ向かう。
沖「それじゃあ、わたしは駒野さんと裏から入りますから、らんさんは表から。
あとは、らんさんにかかってます。
頑張って下さい!」
ら「了解!」