時わたりatラブ(仮)
ら「っん‥‥。」
額に冷たい感覚がしてふと、目を開ける。
見慣れない場所
見慣れない布団
助かったみたいだけど、ここは屯所じゃない。
ら「どこだよ‥‥‥。」
任務はどうなったんだろう。
あ!
十悟は?
沖田さんは?
駒野さんは?
みんなどこなんだろう、無事、屯所に帰れたのかな。
ら「わたしも、
帰らなきゃ‥!」
体を起こすと肩と腕ににまだ痛みがある。
それにしても、すごい丁寧に手当されてる。
敵じゃない人がやってくれた‥!?
すーっ
襖が開いた音がして、慌てて振り返る。
女の人だ。
後ろを向いてなにかしてるから顔がみえない。
でも、なんか、懐かしいような…
ら「あ、あの。」
その人は慌てたようにわたしの方をみる。
「お、起きたん?」
ら「え‥‥。」
顔を見た瞬間、驚きで言葉を失う。
ら「なんで。」
彼女は泣きながら、私の手を握る。
「お久しゅう。
らんちゃん。」
ら「お、お藤さ‥‥‥。」
どうして、こんなところに!?
突然の再開に思うようにはなせない。
藤「ほんに、ほんに。
堪忍え。」
ら「お藤さん‥!
会いたかった!!」