時わたりatラブ(仮)
御飯も食べてゴロゴロしてたら、一番会いたくない人が表れた。
翡翠「おはようさん。」
ら「おはようございます。」
翡翠「なぁ、聞きたい事があるんやけど
新撰組の巡察あるやろ?」
それがどうしたの。
翡翠「その道うちに教えてくれへん?」
ら「!!!」
翡翠「計画には、それがないと困るんよ。あー、やっとあんたが役にたつわ。」
クスクスと笑みをむけられる。
翡翠「当番制なんやろ?
きょうは、何番隊?どこの道通るん?」
多分、
その新撰組の巡察ルートを聞き出してそこを襲う、んだろう。
当番制だけど、これといって何番隊がいつとは決まってないし。
でも、ルートは決まってる。
翡翠「ん?どないしたん?」
ら「しらない。」
翡翠「なんで?」
ら「わたし、隊士じゃないし巡察になんかいったことない。」
本当はウソ。
バリバリ、隊士だけどね。
翡翠「じゃあ、なんで池田屋にいたん刀二本さして男もんの着物きて。」
ら「それは‥‥。」
翡翠「そんな、容易い嘘でうちは騙されへんえ。
あんたが隊士やってとっくにつかんどるんや!」
勝ち誇った顔をされる。
どうしよう。
そんなルートなんて言って不意打ちでもかけられたらたまんない。
ら「‥‥。」
固く口を結んだ私に苛ついたのか翡翠が声をあげる。
翡翠「なぁ、聞いてるん?」
どんっ
肩を押されてたたみに倒れる。
そうか、この人長州の間者やってたんだもんね。
力あるはずだ。