時わたりatラブ(仮)
いそいで、広間に集合をかけて幹部のみんなを集める。
それにしても、一ヶ月以上なんにも音沙汰なかったんですから良かったです!
らんさんにも、すみれの花嫁姿みてほしいですからね。
まだ、婚儀は行ってません。
土「揃ったか?」
辺りを見渡して土方さんが話し始める。
土「らんが、祇園で目撃された。
姿じゃねぇ。
詮議にかけようとした籠がそのまま逃げ切ってその時にらんが中からここにいる、と声を出したそうだ。」
近「その籠はどこに?」
土「池田屋だ。」
沖「でも、それって糸姫様のいるところですよね。」
藤「それなら、無闇やらたに踏み込めないんじゃねぇの?」
土「あぁ。行方をつかめても糸姫様を無理矢理やたら連れ出すこともできねぇ。幕府からの指示がでないかぎり、糸姫様のいる場所は詮議出来ないんだ。」
近「もしものことがあって姫様に怪我があったらいけないからな。
幕府からのお達しで、まだ、姫様の処遇をどうするか決めてないから少し待てと言われているしなぁ。」
土「くそっ。」
原「とりあえず、松平公に話してみればいいんじゃねぇのか。
幕府からのお達しもまだで、らんの居所も分かったんなら俺らは待つしかねぇだろう。」
藤「糸姫様の事がなかったら、すぐにでも改めにいくのにな。」
もどかしいですね。
折角、居場所がつかめたのに池田屋には糸姫様がいて踏み込めないなんて。
きっと、土方さんは悔しいでしょうね。
その気持ちがひしひひと私たちに伝わってきて口を思わず閉ざしてしまいます。
近「とりあえず、松平公に話してみよう。トシ、お目通りが出来るように手配を頼む。」
土「あぁ‥‥。」
新撰組、沖田sideend