時わたりatラブ(仮)
次の朝
いつも通りほこりくさい布団から出る。
風邪っぽいのも、なおってきたし!
天気も良さそうで、気分爽快!
だけど、
なにかが何時と違う。
ここの空気というか、いつも以上にぴりぴりとしてる。
ら「嫌な予感‥‥。」
そう呟きながら着替えるとスタスタと慌てた足音が聞こえた。
ら「?」
「入るぞ。」
男の低い声。
いつも入ってくるのは翡翠なのに。
珍しい。
慌てて着替えるのをやめて「どーぞ」と短く返事をすると強面の浪士が5人ぐらい入ってくる。
「ちっと、面貸してくれんか?」
ら「はい。」
着いていくと、そこは蔵のような所。
いや、
拷問部屋っていったほうがいいかも。
その怪しさに私はごくりと喉をならしてしまう。
ら「なんですか?ここは。」
「翡翠さんが、ここに呼べってなぁ。
あ、翡翠さん。
連れてきましたぜ。」
そこには、
妖しく笑った翡翠がいる。
翡翠「へえ。
おおきに。
らんさんも、朝はよう堪忍え。中、入ってくれはりますか?」
抵抗しちゃあ、絶対だめだ。
ら「‥‥‥.。」
黙って中に入る。
ガチャン
後ろでは、鍵の閉められる音。
ら「‥‥っな。」