時わたりatラブ(仮)




土方は私を気遣ってゆっくり歩いてくれる。そんな気遣いが嬉しくて土方に寄りかかってしまう。

でも


安心したからか気が緩んできて怪我の痛みが増してくる。



ら「痛っ‥。」



土「大丈夫か?

取り合えず屯所に帰るぞ。」



ら「‥‥‥平気。ねぇ、ここってどこなの?」




土「ここは池田屋だ。いま乱闘になってるから慎重にいくぞ。」



ら「わかった‥。」




乱闘してるというのに回りはすごく静かで土方の歩く音が響く。


裏庭と、通って出口を目指す。


その時


「沖田さん!!

沖田さん!?しっかりしてください!」



ら「え、沖田、さん?」



土「まさか‥‥!

倒れたのかあいつ?すまねぇ、走るぞ。」



ら「うん。」




もしかすると沖田さんは労咳で倒れてるかもしれない。



ら「土方、怪我した人とか外にいるならそこで私おいて沖田さんの様子見てきて。」



土「だが‥‥‥。」



ら「死ぬ訳じゃないんだから、ね?」



土「あぁ、わかった。」


















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