時わたりatラブ(仮)
なんとか離れの準備を終わらせてご飯を食べる。
明日は祝言ってことでみんな浮かれ気分だ。
沖「らんさん、明日はすみれの付き添いお願いします。屯所は男ばかりで馴れないでしょうから、らんさんにいてほしいんです。」
ら「もちろん!
あ、沖田さん。熱病はもう平気なんですか?」
沖「なに言ってるんですか!もうピンピンしてますよ。」
藤「総司~。こっち来てよーっ。」
すっかり出来上がった平助くんとか原田さんに呼ばれてニコニコ笑いながら行ってしまう。
本当に何にもないといいんだけど‥。
歴史も変わったし、もしかすると沖田さんは労咳にならないかもしれないし。
原「おーい!らんちゃんも呑めよ~。」
ら「えーっ、お酒ですよね~!」
しかめっ面をしていたのか、原田さんたちの輪の中に入れさせられた。
それにしても、みんなお酒くさっ!!
永「ほら、これなら度数弱いからさ!」
薦められるお猪口。
う~、少しならいいか!!
ここは平成じゃないもん。
ら「じゃ、頂きます♪」
ぐびっ
____数分後
ら「あはははっ!」
土「おい‥‥。」
ら「うおっ!ひじからふくちょ~さん。
ぷっ、ははははっ!」
沖「らんさん、何が面白いんでしょう?」
原「ありゃあ、すっかり出来上がってんな。」
近「佐之助も言えたもんじゃねぇだろう。らんちゃん、トシに怒られるぞありゃあ。」
土「水飲んで酔いさませ、ほら。」
土方が水を差し出しても
ら「やーだね~!」
土「ほら、部屋に戻るぞ。」
無理矢理連れていこうとしても
ら「いやーっ!変態!
触らないでよね!」
土「‥‥‥‥。」
呆れたように立ち尽くす土方を見て
ら「う~どうしたの?
ヒック。
うえぇぇ、気持ち悪。吐く。」
土「はっ、?
おいおい、大丈夫か?」
いきなり、へたりと座り込んだらんの背中を擦る。
コテン
ら「スースー。」
ほんの数秒で夢の中へ
土「ったく。」
苦笑いをしながら体勢を変えて自分に寄りかかるように寝かせる。
沖「らんさんも案外世話がやけますね。土方さん?」
土「あぁ。まだ餓鬼だな。」
沖「そのわりには大事にしてません?」
土「うるせえ。
新婚ホヤホヤになる総司に言われたくねぇや。」
沖「ははっ、すみません。」
こうして和やかに新撰組の夜は更けていった。