時わたりatラブ(仮)
会津の人達と列になって鳥羽方面に向かう。鳥羽の方の警備はちゃんとしてあるはずなんだけど‥。
それに、砲撃はどっちからのもんなのかな?
沖「らんさん、あれ!!長州藩じゃないですか?」
その言葉を合図にみんな隊ごとに別のルートを進んでいく。
ら「鉄砲をもってますね‥、これじゃあ、刀の私たちはすごい不利です。
相手までいく間に撃たれてしまう。」
沖「でも、大丈夫ですよ。
私達にもいるじゃないですか。鉄砲隊の皆さんが。」
ら「そうですけど‥。」
そのあとに続きそうになった言葉をぐっと飲み込む。
新撰組もいくら新しい武器をてに入れたかってまだ訓練が全く足りてないはずなのだ。
だからって、士気の落ちることを言っちゃだめ。モチベーションをあげなくちゃ!
沖「鉄砲隊のみなさんが狙撃をしている間に一番隊は相手の陣地に乗り込みます。刀は至近距離にいなくてはいけませんから。
あと、鉄砲隊の指揮は私は出来ませんから松岡さんにお願いします。」
松「了解です!」
松岡さんは、特別隊の人で一回は争ったけどそれからは冷静な対応で皆をまとめてくれる一人だ。
すごいなぁ、鉄砲まで出来るなんて‥。
今度ちゃんと教えてもらおう。
沖「感心した顔で固まらないでください、らんさん。怖いです。」
ぶっ
誰かが吹き出した音がしてそれにつられてみんなが笑いだす。
ら「えっ!!すみません。」
そんなに変な顔してないよ!!
ひどいなぁ、沖田さん。
沖「らんさんのおかげで緊張解けちゃいましたよ。」
ら「ふふっ、良かったです。」