時わたりatラブ(仮)







沖「あははは!!


らんさん、その顔どうしたんですか?」



翌日、私の顔を見たとたん爆笑し始めた沖田さん。



なぜかって


昨日、あの後涙が止まらなくなってしまった私は泣き疲れて土方の布団で寝てしまったのだ。



よだれとか鼻水とか

垂らしてた気がする。


あ〜〜最悪だ!!



もう一つ最悪な事があった。



それは


ら「な、なにこれ!」


目がパンッパンッに腫れてる!


二重なのに一重で瞼が分厚くなってるし。



凄いブサイク。


恥ずかしい…。


朝土方の部屋を訪ねた斎藤さんには

一緒の布団で寝てたからか誤解されて


お邪魔いたしました、って全力で逃げられるし。




ら「む、仕方ないんですよ!

今冷やしてるしすぐ戻りますもん!」



沖「あははっそうですかねぇ。」


ら「そうです!」



こんな和やかな?雰囲気だけど

今は奉行所から撤退する用意の真っ最中だ。



午前、戦の最中に錦の御旗をかかげた幕府軍は圧倒的に形勢有利になって


長州薩摩はあっという間に撤退してしまった。



ほんとうはそれを追いかけるべきなんだけど


食料調達やけが人のために2日間屯所に戻ることになった。



それが終わったら改めて長州征伐のために北へ行った長州を追う。



長州はこのまま行けば新潟に向かうはずだ。




沖「暫く戦はなさそうですね。」


ら「新潟なら、雪で戦どころじゃないですよね。早く和平交渉すれば終わるのに。」


沖「長い戦はいい事ないですよ。

すみれとのんびりしたいのになぁ〜。」



確かに新婚の沖田夫婦にはつらい!!




「らんさん、沖田さんそろそろ出立ですよ。」



ら「はーい!」


沖「あ、待ってくださいよ!」









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