時わたりatラブ(仮)





それから10日



ら「着いた…。」


土「あぁ…。」



2人でボロボロになりながら江戸についた。


途中から馬に乗ったんだけど


その割には結構かかったなぁ。



江戸はあんまり雪も降ってないし、寒いけど新潟よりは快適だ。



土「おい、饅頭でも食うか?」


ら「うん!」



江戸だとこれが美味いって言うものは土方が食べさせてくれる。



土「この饅頭はな、総司の大好物で金が入ったら絶対に食べにきてたんだ。」



黒糖の風味のする饅頭…


グルメな沖田さんが美味しいって言うの納得できる。



ら「美味しいー!

土方といると美味しいものばっかり食べれる。」


土「だろ?京もいいが、おれは江戸の方が好きだな。」



江戸もいい街!


試衛館時代の土方とも会いたかったかも。



んーでも女遊び激しそうだしなぁ。



ら「…あ。」


土「どうした?」


ら「女で思いだした。


私これから土方のお姉さんに会うんだよね!?

待って、ツネさんにも会うんだ。


なんて言えばいいの?

今男の格好だし、男にしか見えないし!」



緊張してきた…


もし、


なにこの汚い人、とか


歳三の部下の方ですか、とか…


女って思われないかも。


それに、土方の恋仲です、とか言えない。

恥ずかしすぎる。



土「俺が紹介するから取り敢えず挨拶しとけ。そんな緊張しなくても平気じゃねぇのか?」


ら「うん。


ちゃんと女って言ってね。」



土「ふっ、あァ…確かに。

前女に恋文貰ってたもんな。」




可笑しそうに笑う土方。



ら「そうだよ…。」














< 340 / 379 >

この作品をシェア

pagetop