時わたりatラブ(仮)
「まぁ!!
歳三、お帰りなさい!」
遂に来てしまった、土方の実家。
土方の実家が大きすぎて圧倒されたけど
それより、出てきた女の子人が美人すぎて驚いた。
流石土方家。
土「お信姉さん、ただいま。
久しぶりだな。」
この人がお信さん。
ちらっと目が合って慌てて頭をさげる。
信「お連れさんもお疲れ様でした。
寒いでしょ、取り敢えず上がって上がって。」
土「あぁ。」
ら「失礼します…。」
お連れさんってどういう意味…?
部下としてのお連れさん?
女としてのお連れさん?
部屋に上がらせてもらうと
火鉢で部屋はあたたかくなっていた。
信「ハイ、お茶。」
土方の横に座るとお茶を受け取る。
ら「ありがとうございます。」
信「歳三、沢山話したい事があるのよ?その前にお連れさんはあなたの部下の方?」
ら「……。」
土「……くくっ。」
やっぱり。
男だと思われたーーっ!!
もう女としての自信なくなった…。
黙りの私と笑っている土方にお信さんはキョトンとしている。
信「あら、私何か変な事言ったかしら…?」
ら「いや、その。」
土「あのな、こいつは女だ。」
むっ、そこまで笑わなくてもいいのに!
信「まぁ…、そうなの!?」
じーっと顔を見られる。
ら「らんと、言います。」
信「確かに、綺麗な顔をしてるわ。
ごめんなさいね、男物の着物着てたものだから間違えてしまって。」
ふふっと笑いながら謝られる。
ら「いや、全然大丈夫です!自分でもわかってますから。」
信「で、なんで女の子連れてるの?」
土「らんは俺の恋仲なんだよ。」
信「嘘、歳三に…?」
ら「はい、一応そうなんです。」
土「だから紹介がてら連れて来た。
だけど、只の女じゃねぇ、これでも新撰組の隊士でもあるんだ。」
ら「特別隊で隊長もやらせて貰ってます。」
信「驚いた…歳三が一定の女の子と付き合うなんてないと思ってたけど、よっぽど面白い子なのね?」
土「あぁ。」