時わたりatラブ(仮)
注意!!少しだけ大人目表現です。
嫌な方は読まないで飛ばしてください。
ら「土方……?」
そう問いかけると
ら「〜!?」
私の手を押さえつけて、何度も角度を変えてキスをしてくる。
あ、頭が追いつかない…!
いきなりすぎて…ハードルが高すぎる。
ら「ん…。」
息が出来なくて体の力が全然入らない、こんな感覚初めてだ。
緊張もピークに達してまともに土方の顔を見ることができない。
ら「や、恥ずかしい。」
土「らん…。」
そう言って首筋にキスがどんどん下がってくる。
ほんとに、待って…。
なにこれ
展開はやい、もしかしてこのまま…?
声に出したくても口を何度も塞がれて声がでない。
頭が酸欠でクラクラしてくると再び首筋にちくっとした感覚がした。
ら「な、に…。」
土方があんまりにも色を含んだ眼をしていておかしくなりそう。
その途端
頭がオーバーヒートして
ら「あああああああああ〜〜!!」
バシッガシツ
土方を押し返して少しはだけたまんま土方の部屋を飛び出して縁側を飛び越えて庭にでる。
だだだだだっ
ら「はぁ、はぁ…。」
パニック状態のわたしもポカーンと見つめる土方。
土「悪い…。」
ら「土方のバカ。」
土「悪い。」
ら「恥ずかしすぎておかしくなる。」
土「悪い。」
ら「ごめん…その大人の階段登る心構えが出来てなくて。」
プロポーズまでしてくれたのに
恥ずかしさでオーバーヒートするなんて…。
その途端土方は笑い出す。
土「くくっ、大人の階段か…
うまいこと言いやがる。」
余裕な感じでちょっと悔しい。
ら「土方、戦終わるまで待って。
心構えしとくから!」
そう叫んだ私に土方は笑い続ける。
土「焦るなよ?」
ら「う…ん。」
優しいな…。
もっと強引なのかと思ってた。
土「ほら、中入れ、寒いだろ?」
ら「う…はーい。」
土方と部屋にはいった瞬間バタバタっと音がしてお信さんが入ってきた。
信「なに!?
なんか、叫び声したけど獣?」
ら「いや…獣じゃないです。」
土「何でもない、すまねぇな。」
そういった土方を見て
ら「?」
私もちらっとみるとつかつかと土方に歩み寄って
信「歳三、悪いクセが抜けてないのね。
らんちゃん大切にしなかったら、怒るからね!!」
土「あ、あァ。」
姉の迫力に押された土方はタジタジだ。
信「じゃ、おやすみなさい。
らんちゃん歳三になんかされたら私の部屋きていいからね?」
ら「あ、はい。」
ら「ふふ、土方はお姉さんに勝てないんだね。」
土「そうだな。姉さんとらんに箱勝てないかもな。」
ら「私も土方に勝てないよ?」
土「お互いさまってやつか。
あ、らん、そこ。」
くいっと顎で首筋をさされる。
ら「ん〜?
ん?これって。」
赤くなっているこれって、さっき土方が付けたやつだ。
ら「もう、嫌だ!土方なんてしらない!!」
お信さんに見られたじゃん!
さっきの事思いだしちゃう!
先に布団にもぐりこんで背を向けると頭にぐいっと何かを差し込まれる。
ら「なんじゃあ…。」
土方の腕だ。
土「ほら、寝るぞ。」
ら「うん。ありがと…色々。」
土「あぁ。」
まだまだ子供でごめん。
我儘聞いてくれてありがとう。
いつか土方に似合う大人になりたい。
そんな思いをぶつけるように土方の方を振り返ってグイッと身を寄せる。
そんな思いが伝わったのか土方は優しく抱きしめてくれた。