時わたりatラブ(仮)







「みんな〜!」











って叫んだのはいいんだけど…




女の格好だから思いっきり走ろうとしたら




沖「らんさ…。」




ダンッ



すんごい音をたてて転んだ。






らんちゃーんって言ってた人もシーンってなってて…恥ずかしい!






ら「いった…ぁ。」





むくっと起き上がると沖田さんは爆笑してて




沖「あはははっ、もう最高すぎますよ〜。」



原「女の格好なんだから気をつけろよ。」




と起き上がらせてくれる。





顔とかぜったい擦りむいたな…これ。




ら「すみません。」




藤「とりあえず、中入って!顔とかに傷できてるからさ。」



ら「はーい。」











ら「ちょ沖田さん!染みるんですけど!」



沖「新撰組の一員がそんなんじゃだめですよ〜。」




いや、ほんとに鼻のてっぺんがすんごい染みてる…





原「はは、総司の手当ては強引だからなぁ。」


ら「う〜。」




ヒーヒー言いながらも軟膏を塗ってもらってなんとか擦り傷の手当ては終わった。



なんか、皆の顔を見ると安心する!





藤「で、らんは何で此処に?」



ら「あぁ、高杉さんに遣い?みたいなの頼まれて、土方にこれ渡せだそうです。」



藤「ふーん、手紙か。」



ら「そう、なんなんでしょうね?」




そう言って手紙をじーっと見てると今度は




ら「いだっ!」




後ろに髪がひっぱられる感じがする…

今度は左之さんが私の転んだ時にぐちゃぐちゃになった髪の鬢とかを直してくれる。



流石土方に次いでのモテ男…



髪結うとか何でも出来るとか、凄すぎる。






原「さっきのと同じでいいかー?」



ら「同じって他になにかあるんですか?」


原「ああ、さっこうとか丸髷とか流行りもんとかある。」




さ、さっこう?

全然知らないのばっかり…左之さんの方が絶対女子力高いよなぁ





ら「左之さんにお任せします…。」



原「はいよ。」



沖「あれ?でもさっこうって新婦とか、婚約した娘が結うものですよね。」



原「いや、丸髷にするけどもうさっこうでとへいきなんだろ?らん」




さっこう…は婚約した娘とかのやつだから、私は結えないはず。




ら「え、結えないはずですけど…あ!」



原「だって土方さんと婚約したんだろ?」






そうだ!!



私、土方と婚約したんだった…!







沖「えええ!そうなんですか!?」



藤「なんで左之さんが知ってて俺たちは知らねぇんだよ!水くさいだろー!」









いや、だってすっかり記憶の遠い方に行ってたし…



いやいや




そんなこと言ったら土方に殺される!!





























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