時わたりatラブ(仮)
【高杉との戦を止める】
この目的があってよかった…
目的のない任務を遂行するほど大変なものはないもんね。
さっきの広間をでて土方の部屋…といっても私と同室にされたんだけど、そこで必要なものをまとめる。
なにが必要かな
てぬぐいと刀と手鏡と…
ら「ん〜。」
そんなに荷物大きくしたくない、と思うと刀と何枚かのサラシと襦袢ぐらいしか必要なものはないな。
ら「ねー土方、どれくらいの任務になるんだろう。」
土「長くなるんじゃねぇか。」
そっけなく言う土方に少しむかっとする。
私は結構寂しいのにな〜。
机に向かって書類整理をしてる土方の背中を見つめると、何とも言えない気持ちになった。
土「もういくのか?」
ら「うん。」
やばい
見つめてたのばれたかな??
土「ほら、任務楽しむって精神で行ってこい!」
頭をガシガシと撫でられる。
ら「子供じゃないから!」
土「ふーん、俺からしたらまだまだ餓鬼だな。」
ら「そんな私に結婚しようって言ったのは土方だからね!?」
土「あぁ…わかってる。」
こんなに不安になるのは
きっと嫌な胸騒ぎがするからだ。
なんだろう…
しばらく会えない気がする。
ギュッ
土方の厚い胸板に抱きつくと墨汁の匂いが香ってくる。
土「どうした?」
ら「ううん、なんでも。」
土「気をつけてな。」
ら「ありがとう。」
ちょっとの言葉でも気持ちが十分伝わってくる。
幕末に来て土方を好きになれて本当に良かった
.。
顔をあげて元気よく
ら「いってくる!!」
と言って外へでた。