時わたりatラブ(仮)




私が幕末に来て暫くたった。

あんまりまだ慣れないけど、お藤さんに色々教えてもらいながから何とか頑張ってる。



ら「んん~~、起きなきゃ。」

目覚まし時計がないから大変だ。


急いで支度をする。

今日の着物は、

水色にピンクの花柄。

それに、藤色の帯にした。

かなり、手間取ってしまったけど。



朝は、お藤さんと幹部用のご飯を作って、道場の雑巾がけをする。そのあとに、遠くに遠征する隊士たちに握り飯を作る予定。



けっこう、大変そう!





京都の朝はかなり涼しかった。

まだ夜明けだから自分の足音がすごく響く。



いつもとは、違う景色。

幕末にいるんだな

近藤勇の養女になったんだ

って実感させられる。




暫く歩いていると

隊士「おはようございます。らんさん。」

と隊士さんが声をかけ掛けてくれた。



ら「おはようございます!あの調理場ってどこですか?」

隊士「えーっと、案内します。」

ら「ありがとうございます。」

隊士さんは歩きだす。


ら「随分早くおきるんですね!」


隊士「はい。わたしは夜勤あけで、みんな寝てしまったのですが、寝れなくて。
あっ!わたし山崎丞といいます。」


山崎丞…?

なんか聞いたことある。

あと、ちょっとなまってるのが気になる。



山「ここです。ほなわたしはこれで。」

ら「ありがとうございます。」


やっぱし、なまった!!











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